1. ミャンマー・コンピュータ連盟・協会

情報技術がミャンマー国の発展のために戦略的役割を果たすため、政府の指導の下、コ

ンピュータ技術の促進が図られている。情報技術開発を組織的に進めるため、ミャンマー政府は1996930日にミャンマー・コンピュータ科学開発法(前述)を制定した。この法律によって、第一書記を議長とするミャンマー・コンピュータ科学・開発評議会が設立された。

同法及び規程に従い、ミャンマー・コンピュータ科学者協会(MCSA: Myamar Computer Scientist Association)とミャンマー・コンピュータ産業協会(MCIA: Myanmar Computer Industry Association) 1998517日に設立され、ミャンマー・コンピュータサ・クル協会(MCEA: Myanmar Computer Enthusiast Association) が、1998724日に設立された。これらの3 つの協会の上に、ミャンマー・コンピュータ連盟(MCF: Myanmar Computer Federation)が、19981015日に設立された。

MCSAは、メンバー約400名。MCEAはメンバー52社。それぞれの役員名簿及び定款は別紙1、2のとおり。MCEAは、全国の小、中、高等学校の生徒の内、コンピュータに関心を有する者の協会である。高校のみで700校以上あり、その設立に時間がかかっていた。

 MCFは、ミャンマーを発展させるためにコンピュータ技術を推進するため、前述の法律に基づき、次の義務と権限を有している。ミャンマー政府は、情報技術の現状を分析中であり、情報技術マスター・プランを制定しようとしており、これらは、ミャンマー情報技術マスター・プランの基礎となるものと考えられる。

(a) 技術進歩に遅れずに国内のコンピュータ科学発展を進めること

(b) コンピュータ科学の研究を実施し、研究者を支援すること

(c) 各分野でのコンピュータ科学の利用を促進すると

(d) コンピュータ研修スクールの教育要綱・カリキュラムを作成すること

(e) コンピュータ研修スクールの教育を審査し、標準レベルに達しているかどうかを判断

すること

(f) コンピュータ科学コース、講義、競技を実施し、調査視察旅行を組織すること

(g) コンピュータ科学の試験を実施し、資格・賞状付与等を行うこと

(h) 評議会に対し、コンピュータ科学に関する助言を行うこと

(i) コンピュータ・ハードウエア及びソフトウエアの品質向上のための支援を製造企業に

与えること

(j) コンピュータ・ハードウエア及びソフトウエアの生産、国内外での販売への支援を行

うこと

(k) 評議会の指導の下、情報技術に関するプロジェクトを実施すること

(l) 国際コンピュータ組織と連絡すること

(m) 国内・海外での会合、会議、ワークショップ、セミナー等への代表団派遣を調整する

こと

(n) コンピュータでのミャンマー文字利用のためのシステム開発を実施すること

(o) 政府部門・機関に対するコンピュータに関する助言を行うこと

(p) コンピュータに関する書籍、資料、定期刊行物を出版すること

(q) 国内外のコンピュータに関する書籍を収集し、図書館を設置すること

(r) 若者特に学生のために、コンピュータ基礎知識を獲得し、優秀なコンピュータ科学者

の出現を促進すること

(s) 優秀なコンピュータ科学者や発明家に賞金を授与すること

(t) 優秀なコンピュータ科学者や発明家への国家表彰に関し、評議会に対し助言すること

(u) コンピュータ科学者及び発明家の利益保護のための助言を評議会に行うこと

(v) 必要な委員会、機関を設置し、その機能と役割を決定すること

(w) 評議会から指示されたコンピュータ科学に関する業務を実施すること

 

政府、コンピュータ連盟、各協会は協力し、コンピュータ科学の発展を促進し、国内・国際のシンポジウムを開催している。ミャンマーでの情報技術イニシアティブに関する最初のシンポジウムは、1998629日、ヤンゴンにおいて開催された。第2 番目のシンポジウムは、19981024 にマンダレーにおいて開催された。また、PIKOM(マレーシアコンピュータ協会) 及びMastech 社とMCSA及びMCIA共同の情報技術シンポジウムが19981013日に開催された。

 さらに、ミャンマーコンピュータ連盟及び協会は、 () 国際情報化協力センター(CICC)と協力し、19989月、ロンドンで開催されたISO/SC2/WG2 の「コンピュータにおけるミャンマー語のキャラクター・セット/ISO 10646 」での討議を成功裏に完了した。また、11月9日、10日には、2国間情報化協力会議をヤンゴンにおいて開催し、1998年度に、5 名のミャンマーのコンピュータ技術者が、東京でのCICC研修に19991月から参加することとなった。また、JISA及びPIKOM の協力で、ミャンマーコンピュータ連盟は、19981126-28 のマレーシアKLでのASOCIOに参加した。